肥後銀と鹿児島銀 株主総会で経営統合承認 NHKニュース(6月23日 16時41分)
経営統合することで合意している熊本県と鹿児島県の地方銀行、肥後銀行と鹿児島銀行の株主総会が開かれ、経営統合に関する議案がそれぞれ承認されました。
熊本県と鹿児島県でそれぞれ最大手の地方銀行、肥後銀行と鹿児島銀行は、ことし10月に持ち株会社の「九州フィナンシャルグループ」を設立し、経営統合することですでに合意しています。
23日は、両行の株主総会が熊本市と鹿児島市でそれぞれ開かれ、経営統合に関する議案が提出されて、いずれも9割以上の株主の賛成で承認されました。これを受けて両行は、8月にも金融庁に対し、持ち株会社の設立を申請することにしています。
経営統合によって、グループの総資産はおよそ8兆8000億円と全国でも有数の地銀グループになり、営業基盤の拡充やアジアの拠点の新設、それに管理部門の集約などを進め、収益力の抜本的な強化を図るとしています。
総会のあと、それぞれの銀行の株主は「銀行を取り巻く環境が変わってきているので、経営も変わらなければいけない」とか、「将来を見据えた英断だと思い、賛成した。九州を代表する企業に成長してほしい」と話していました。
地方銀行を巡っては、人口減少などで経営環境が厳しくなると予想されるなか、各地で経営統合などの動きが出ていて、こうした再編の動きが今後、さらに加速する可能性もあります。
鹿児島銀・肥後銀の統合、株主総会で承認 :日本経済新聞(2015/6/23 12:38)
鹿児島銀行と肥後銀行は23日、それぞれ鹿児島市内と熊本市内で株主総会を開き、両行の経営統合に関する議案が承認された。これを受け、10月1日付で共同持ち株会社、九州フィナンシャルグループ(FG)が発足する。
九州FGの株式移転比率は鹿児島銀が1.11、肥後銀が1。九州FGの社長には鹿児島銀の上村基宏頭取(62)、会長には肥後銀の甲斐隆博頭取(64)が就く。
登記上の本店は鹿児島市内に置く。本社ビルはJR熊本駅前に3〜5年後をメドに竣工する予定。それまでは熊本市内にある肥後銀の新本店ビルなどを拠点とする。
肥後銀と鹿児島銀、統合を承認 株主総会 - 47NEWS(よんななニュース)(2015/06/23 12:29 【共同通信】)
地方銀行の肥後銀行(熊本市)と鹿児島銀行(鹿児島市)は23日、株主総会を開いた。両行は経営統合で10月に持ち株会社「九州フィナンシャルグループ(FG)」を設立することを報告。九州FGの株式と両行の発行済み株式を交換する比率の提案も承認された。
統合で総資産は3月末の単純合計で約8兆8千億円に上り、九州では、ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市)に次いで2位となる。今後は九州全域での営業活動を強化するほか、東南アジアの有力な都市に拠点を置き、海外展開も進めていく方針だ。
【動画】鹿児島銀行株主総会 九州FG承認|ニュース・天気|KTS 鹿児島テレビ(2015年06月23日)
熊本の肥後銀行との経営統合に向け準備を進めている鹿児島銀行は、23日株主総会を開き、共同持ち株会社の設立について株主の承認を得ました。
鹿児島銀行は、今年10月に熊本の肥後銀行と共同持ち株会社の九州フィナンシャルグループを設立し、経営統合することで準備を進めています。
両行は、すでに今年3月に経営統合に関する最終契約を結び、会長に肥後銀行の甲斐隆博頭取、社長に鹿銀の上村基宏頭取の就任が決まっています。また、登記上の本店は鹿児島市、また、本社は熊本市の肥後銀行本店に置くことで合意しています。
共同持ち株会社の株式移転比率は肥後銀行が1に対して鹿児島銀行は1.11で、鹿児島銀行の普通株式1株には、九州フィナンシャルグループの1.11株が割り当てられる計画です。
23日の株主総会には、事前の受け付けを含めて2087人の株主が参加し、このうち252人が会場に足を運びました。
総会では経営統合について株主からの質問は一切なく、議決権を行使した株主の3分の2以上の承認を得ました。
鹿児島銀行の上村基宏頭取は「皆様の期待に沿えるよう肥後銀行と切磋琢磨し、地域の発展に貢献していきたい」とコメントしています。
また、23日は肥後銀行でも株主総会が開かれ、経営統合について株主の承認を得ています。