肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合交渉というニュース

肥後銀行と鹿児島銀行 経営統合向け交渉 NHKニュース11月7日 13時33分(魚拓

  • 来年中にも共同で持ち株会社を設立して経営統合する方向で詰めの交渉中。
  • 両行は安定した経営で知られてきたが、最近では同じ九州の地銀グループ「ふくおかフィナンシャルグループ」などとの競争が激しさを増している。
  • 肥後銀行:大正14年創業。熊本県内を中心に支店や出張所など123の拠点を展開。
    • 2014年3月末の時点で総資産は4兆4700億円余り、預金量は3兆8300億円余り。
    • 熊本県内では「ガリバー」と称される。
    • 不良債権の比率が低く、地方銀行の中でも健全性が高いことで知られている。
  • 鹿児島銀行:明治12年創業。鹿児島県内を中心に155の拠点を展開。
    • 2014年3月末の時点で総資産は3兆8800億円余り、預金量が3兆2900億円余り。
  • 地方銀行:再編の必要性
    • 全国に105行がひしめく現状が地方の経済規模と比べて多すぎるとされる。
    • 競争激化→貸し出し金利低下→本業では利益を上げにくい状況。
    • 地方の人口減少→経済規模縮小→地銀の経営環境が一層厳しさを増すという予想。
  • 金融庁の金融検査の報告書
    • 地方銀行について「貸出の量的な拡大という今のビジネスモデルは中長期的に成立しない可能性がある」と指摘*1
    • 5年後や10年後を見据えた中長期的に持続可能な経営戦略を策定するよう求める。

【脚注】