ThinkPad X1 で内蔵マイクが機能しない(なぜか復活)→再故障

Windows10。
Windowsキー→設定→システム→サウンドの「入力」で、
「内蔵マイク(Conexant SmartAudio HD)」なのだが、内蔵マイクが音を拾わない。
だが、ヘッドフォンジャックにマイクを接続すると音を拾う。
だからドライバはとりあえず動作しているようだ。
バイスマネージャはマイクを認識している。

サウンドコントロールパネル→録音タブ→内蔵マイクをダブルリック→内蔵マイクのプロパティ
で、ジャック情報を見ると、
「トップ パネル デジタル ジャック」と「右パネル 3.5mm ジャック」の2つがある。
このうちの「トップ パネル デジタル ジャック」が反応していないか、ハード・ソフトのどちらか的に接続が切れている(右パネルジャックと入力切り替えができていない)ような印象。

トラブル事例をネット検索してみたが、合いそうな情報は見つからなかった。

後日談(2023年9月21日追記)

朝、スリープ状態から起こすとなぜか内蔵マイクが復活していた。

なぜ分かったかというと、PCがスリープ状態から復帰するや否や、いきなりハウリング音を出し始めたからである。
復活した理由は全然分からない。もしかしたら、Google MeetやZoomで音声入力デバイスを選択したりしていたことが関係しているかもしれない。

内蔵マイクのハウリングについて

内蔵マイクがハウリングを起こしているのは、
サウンドコントロールパネル→録音タブ→内蔵マイク→内蔵マイクのプロパティ
ここの、「このデバイスを聴く」のチェックを外すと解消された。

マイクの入力レベルについて

Windows10の設定のサウンド画面などからマイクのテストをしたり、内蔵マイクのプロパティ画面のレベルタブでレベルを調整してみたりした。打鍵などの雑音を結構拾っている。

入力レベルの調整時に表示される数値の意味がよく分からない。
マイクの音量調整には、少なくとも2つのコントローラがある。

1.Windows10の設定→サウンド→入力→デバイスのプロパティ
ここにある「ボリューム」
2.サウンドコントロールパネル→録音タブ→内蔵マイク→内蔵マイクのプロパティ
ここのレベルタブにある「マイク配列」と「マイクブースト」

1の「ボリューム」と2の「マイク配列」のレベルは同期している。

例えば、「マイク配列」で最大の100、「マイクブースト」を0db、「ボリューム」で最大の100とする。そして普通の声で話してみる。

  • 外部出力では、通常の音量レベルで、自然な音量で出力される。
  • サウンドコントロールパネルにあるレベルゲージは反応せず、
  • 「デバイスのプロパティ」→マイクのテストは「確認された最も高い値は1パーセントでした」と出る。

→このレベルゲージや「テスト」の値はあまり気にしなくていいかもしれない。

音声入力レベル調整には「マイク配列」(「ボリューム」)と「マイクブースト」とがあるが違いが分からない。検索したが良い解説は見つけられなかった。ただ、基本的には「マイク配列」でマイク入力の音量を調整し、その入力信号を加工して強調するのが「マイクブースト」ではなかろうか。

マイクの入力レベル、「ボリューム」(「マイク配列」)は自動的に調整される場合がある。制御するアプリケーションソフトがある(例えばGoogle Meet)。
これは多分、「内蔵マイクのプロパティ」の詳細タブ→「排他モード」で調整できる。

Google Meetでは、声の強さに反応してマイクのレベルを上げるようだ。逆に、強いハウリングが起きると下がる。
レベルを下げてハウリングが解消した後、今度は逆にボリュームが小さすぎてマイクからの声が聞こえにくくなることがあるかもしれない。これは、
強いハウリング→ボリュームを自動で強く絞る→マイクが音声を拾わなくなる→ボリュームの自動コントロールが反応せずボリュームレベルが回復しない
という形で起きるようだ。
この自動コントロールでは「マイクブースト」は調整されないようだ。
→「マイクブースト」を調整しておいて、ボリュームを調整させるのがいいかもしれない。
ただ、Google Meet終了後に、マイクのボリュームが放置されたままになってしまうかもしれない。