「奄美群島の概況」の14章の統計が謎。

具体的には、「第14章所得・物価・消費生活」の「1○○年度郡民所得の概要」の(1)経済成長率の数値。
過去の名目経済成長率の数値が、年報ごとに変わっている。
例えば、平成9年度の郡内名目経済成長率(郡内総生産)について、
平成18年度「概況」:0.1
平成19年度「概況」:0.9
平成20年度「概況」:1.0
平成21年度「概況」:0.6
平成22年度「概況」:0.6
というふうになっている。
平成9年度の数値について、このように何年も経ってから、しかもたびたび変更することはあるのだろうか。

第14−6表「主要系列表」も違っている。

経済活動別郡内総生産だが、年度別の名目値が、年報ごとに変わっている。
例えば、「1 産業」の平成11年度の値は、
平成18年度「概況」:265,673,889
平成19年度「概況」:267,371,380
というふうに違う。
一番困るのが、年度ごとの統計表を接続して推移を見ることができないということだ。
各年報には3年とか7年とかの期間での推移表があるのだが、この表にはどういう意味があるのだろうか。
さらにいうと、同一年度の構成比の数値も年報によって異なっている。
せめて構成比で長期の推移を見られないかと思ったのだが、それも無理だ。