卒論審査に学外審査員を導入とか。

卒論まで丁寧指導!「面倒見よさ」各大学アピール : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

卒論まで丁寧指導!「面倒見よさ」各大学アピール
 来春の卒業を控え、大学生たちが仕上げに入っている卒業論文。その指導を強化する大学が増えている。

 大学全入時代を迎え、「ソツロン」でも違いを打ち出して「最後まで面倒見がよい大学」をアピールしようと、指導に熱がこもる。

 「その結論に裏付けはあるのか」。アンケート分析の甘さを指摘する声が、審査員から飛んだ。

 大阪経済大が10月末に開いた、卒論の途中経過を発表する大会。最終段階に欠かせない発表技術を磨こうと初めて企画した。客観的に評価するため約20人の審査員はゼネコンや広告会社の幹部ら外部から招いた。

 大経大は2年後半に「演習・卒業研究」を始めるなど、以前から卒論を重視。徳永光俊学長は「発表力を磨けば、社会でも通用する力が身に着く」と語る。

 関西大文学部は、卒論に必修の少人数授業をこれまで4年生を対象に行ってきたが、今春から2年で始めるよう前倒しした。来春は、インターネット上に卒論指導専用のホームページを開設し、教員による助言や指導を強化する。大学院生らが論文の書き方などを教える専用の部屋も設ける。

 大阪市立大経済学部も4年間、一貫して卒論指導するカリキュラムを2008年度に開始。今年度は、卒論採点基準を学生に公開するなど取り組みを拡充した。

 大手予備校・河合塾の谷口哲也・教育研究部統括チーフは「以前は学生の自主性が重んじられたが、今は初歩から計画的に指導する必要がある。入学から卒業まで面倒を見るとアピールしないと、受験生には魅力がない」と分析する。

(2010年11月19日 読売新聞)

大経大はがんばっているなあと思う。
学外から「審査員」を招くというのはすごい。まず酷評されるに決まっているし、一般的な水準で考えれば合格点に値する卒論など皆無に等しいので、外部の目が入ると合格させづらくなる。学生と言うよりもむしろ教員にプレッシャーが来るルール。よくやったなあと思う。