コロナウィルスに大学教員が感染→附属高校生徒などに嫌がらせの影響

伝染病不安からの差別・迫害事例。
教員が感染した経緯に人々の感情を刺激する要素が含まれていたことも一因かもしれないが……。
「無届けの海外旅行」が処分に至るケースは珍しいのではないか。タイミングと運が悪く感染してしまい、その反響が大きいことが処分の動機にあると思うが、不当処分で訴訟になったら弱いのではないか。

路上で「コロナ」教授感染の福島の女子大学関係者に嫌がらせ | NHKニュース(2020年3月27日 14時35分)

70代の教授が新型コロナウイルスに感染した福島県郡山市郡山女子大学は、付属の高校の生徒が、路上で「コロナ」と言われるなど、学校関係者に対する嫌がらせや不当な扱いが相次いでいることを明らかにしました。

郡山女子大学では、70代の女性教授が、エジプト旅行から帰国したあとの今月14日、新型コロナウイルスへの感染が確認され、学校によりますと、教授と接触していた教職員14人について、保健所が、2週間健康状態を調べた結果、異常がないことがわかったということです。

一方、感染が明らかになったあと、学校関係者に対する嫌がらせや不当な扱いが相次いでいて付属高校の生徒が、路上で「コロナ」と言われるなど嫌がらせが、数十件起きていることを明らかにしました。

また、職員などの家族が保育所から子どもの預かりを拒まれたり、会社への出勤を停止させられたりしたこともあったほか、大学に「コロナをまき散らすな」などという電話が100件以上寄せられているということです。

関口学長は「非常に心を痛めている。生徒や学生への対応をしっかりとしていきたい」と話していました。

また、感染が確認された教授は、感染が広がる中、無届けで海外旅行をしていたことから、学校は来月上旬にも処分をするとしています。