大学教員が暴言(パワハラ)で停職処分、ほかアカハラ報道1件

早大教授、パワハラで停職6カ月 学生を「ばか」呼ばわり - 毎日新聞(2020年7月10日 18時44分(最終更新 7月10日 18時44分))

 早稲田大は10日、学生を「ばか」呼ばわりするなど高圧的な言動を繰り返したなどとして、教育・総合科学学術院の60代の男性教授を停職6カ月の懲戒処分にした。

 早大によると、教授は2019年4~8月、担当授業を受けていた複数の学生に対し、人格を否定するような発言をしたり、ばか呼ばわりしたりした。会議で別の教員の発言を否定し、怒鳴り散らすこともあった。8月に学生から相談があり、発覚した。

 教授は事実を認めているという。早大は「再発防止に向けた取り組みを一層強化する」としている。(共同)

早大教授、学生に「バカ」 パワハラなどで停職6カ月に:朝日新聞デジタル(2020年7月10日 20時46分)

 早稲田大学は10日、学生にパワーハラスメントをしたなどとして、教育・総合科学学術院の60代の男性教授を停職6カ月の懲戒処分とし、発表した。教授は学内の調査に事実を認め、謝罪の言葉を述べたという。

 大学広報課によると、教授は2019年4~8月、自らの授業を履修する複数の学部生を「バカ」と呼ぶなど人格を否定するような発言をした。さらに学内の会議で自らのキャリアの長さを強調し、複数の教員の提案を一方的に否定して怒鳴り散らすなどのアカデミックハラスメントをした。(宮崎亮)

大学発表:教員の処分について – 早稲田大学(2020年7月10日)
※削除されている。大学にとって不祥事だとは言え残念。トラブル対処例の蓄積は大事なので。

教員相手に「怒鳴り散らした」とのことで、やや尋常ではない様相を感じる。60代で学内で長かったようなので、長らく厄介者だったのがついに今回、ということかもしれない。
学生の通報から約1年かかったようだ。

アカハラによる処分

早大でアカハラ、教授2人処分 学生に「無理な課題」:朝日新聞デジタル(2020年1月24日 17時51分)

 早稲田大は24日、いずれも50代の男性教授による2件のアカデミック・ハラスメント(教員の立場を利用した嫌がらせ)があり、1人を解任、1人を停職1カ月の懲戒処分とした、と発表した。

 同大によると、解任した付属機関の教授は、①任期付き教員に対し「契約を更新しない」と伝えるなど、職場の環境を悪化させる言動をした②授業で突然、対応できないほどの課題を出し、学生に過度な負担を強いた、ことがアカハラにあたると認定された。大学の調査委員会が昨年4月から事情を聴くなどし、「懲戒には相当しないが、教員としての適格性を欠く」と判断したという。

 停職になった国際学術院の教授は、複数の学部生に対して懇親会に出るよう強要したり、参加しなかったことを責めたりしたという。

 同大は「2人とも事実関係を認めている。学生や教員へのハラスメント行為が発生したことは遺憾で、被害者や関係者に深くおわびし、再発防止の取り組みを強化する」としている。(増谷文生)

おそらくハラスメント窓口に訴えがあったのだろう。解任教員の認定事実②に類する苦情はわりとどこの大学でもあると思うが、あまりに目に余り、公的なプロセスに乗ったのかもしれない。停職になった教員の認定事実も、外形的には割とあり得る。学生との関係性や教員側の態度などが悪かったのかもしれない。
おそらく通報から10ヶ月ぐらいかかったのではないか。