翻訳中に剽窃を見つけてしまった。

のっぴきならない事情で、それなりの肩書きを持った学者の論文を訳しているのだが、適切な訳語を考えるために関連文献を検索していたら、他人の論文を丸写ししている箇所が見つかってしまった。
しかも微妙に作り替えている。
留学生たちのレポートや論文を日々添削しながら「こういう利用の仕方はやっちゃだめ」と口を酸っぱくして繰り返しているのだが、まさにそれと同じ作風。
留学生には、剽窃にならない引用の手法を何度説明してもなかなか理解されず、「日本人学生でも難しいんだから」と同情してもいたのだが、れっきとした学者までも同じことをやっているとは……。
出版を前提に翻訳しているんだが、もう日もないんだが、えーっと、どうしたらいいかな……。