就業力育成事業は「なんの学力の蓄積にもならない子どもの“芋掘り万歳”みたいなもの」という批判

独法化で崩壊する下関市大 教育無知な天下りの私物化 学費上げ学生の学力低下 2010年11月26日付(長州新聞)

 「田舎の祭りで学生が司会やクイズ進行を務めたりすると単位がつき、そういったプログラムを詳細な写真入りの報告書にして提出しなければならず、日頃の学問研究をそっちのけでヘトヘトになる。なんの学力の蓄積にもならないのだが、子どもの“芋掘り万歳”みたいなのが奨励されている。むしろ社会の構造や実態について調査活動に出たり、研究する時間にあてる方がどれだけ有意義か」
敢えて極論すれば「芋掘り」の方が大事だろうと思ってやっているのだが、もっともで手厳しい指摘。このコメントの主語・目的語が揺らいでいるのは気になるけれど、建設的に解釈すれば、ここの緊張関係を抜かしてしまうと本当の「芋掘り万歳」になってしまう。まあリメディアルや就業力や学生のケアを重視している先生たちでこの緊張関係を意識していない人にはまだ会ったことがないんだけれどね。