前回(LG L204WT 分解:前面の枠外しから基板を出すまで)の続き。
コンデンサはSAMXONというブランドのものが入っていた。全部で9本。表面の記載は下記の通り。
※SAMXONは萬裕という会社のブランドらしい。(会社案内:当社ブランド)
- 2本:1000μF 16V 105℃8 GF(M) W2A 場所:C204, C205
- 1本:1000μF 25V 105℃8 GF(M) W2A 場所:C203
- 2本:680μF 25V 105℃8 GF(M) W3A 場所:C202, C206
これらの頭がぷっくり膨れていた。先達が交換していたのもこれらのもののようだ。これらの他に、
- 2本:68μF 450V 105℃8 KM(M) HW3M(一番大きなコンデンサ。)
- 1本:47μF 50V 105℃8 KM(M) HW2A(小さい。)
- 1本:1μF 50V 105℃8 KM(M) HW2A(一番小さい。)
がある。合計9本。
近所の部品屋に行ってみたが適当なものがなく(しかも高い)、秋月電子の通販サイトを見てあれこれ考えたすえ、上2種類の計5本を交換することにした。
一番大きな68μF 450Vのコンデンサも1本がわずかに膨れかかっているみたいに見えたのだけれど、秋月電子のサイトで400V以上のものがなかったので諦めた。
部品屋では、行ったついでに高周波シールド用アルミテープを買ってきた。税別369円。
注文したのは以下の通り。
- ルビコンMCZ 1000μF, 16V 105℃: 1個70円(1000μF 16V 105℃の交換用)
- パナソニックGA 1000μF, 25V 105℃: 1個30円(680μF 25V 105℃の交換用。直径が4ミリも大きいので入るか分からない)
- ルビコンPK1000μF 25V 85℃: 1個30円(パナのものが入らなかった場合の代替品。直径がほぼ10ミリでサイズ通り)
正月休みの間に届けばいいのだが……。
追記(2015年1月5日)
年末にコンデンサが届いたので交換した。大きさに無理があったがとりあえず入れてみた。
- C202: 680μF 25V 105℃ →1000μF, 25V 105℃
- C203: 1000μF 25V 105℃→1000μF, 25V 105℃
- C204: 1000μF 16V 105℃→1000μF, 16V 105℃
- C205: 1000μF 16V 105℃→1000μF, 16V 105℃
- C206: 680μF 25V 105℃ →1000μF, 25V 105℃
※なお、L204WTの基板には製造時期によっていくつか違いがあるようだ。だが今回の故障箇所のコンデンサと場所は同じようだった。
参考1. Capacitor compatibility - noob - Badcaps Forums
参考2. Монитор LG Flatron l204 wt -sf до и после ремонта - YouTube
半田吸い取り線が便利だった。というか、ないとかなり大変。
仮組みして通電してみたら何事もなかったかのように電源が入り元に戻ったので、組み立てて使っている。