地方自治体・ウェブサイト上での文書公表担当者様へ

都道府県・市町村の担当者様におかれましては、いくらなんでも、もうそろそろ、各種の報告書・統計表等を画像スキャンPDFの形で公開されるのはおやめくださるよう衷心よりお願い奉ります。
どうみてもWord・Excel等で作ったとしか思えない文書を一旦プリントアウトして、それをスキャナで取り込んでからPDFとしてサイトに上げるというのは、業務効率の上から考えましても、さすがにいかがなものかと思われます。
また、Excel等で作られた統計表をわざわざPDFにして公開されるのも、利用性から考えますといささか残念なことかと思われます。同等の表が国ではXLS等で公開されているのに某県ではコンパイルがひどい状態のPDFというのは悲しいことではないかと…。
統計調査等も各種の予算緊縮・合理化の影響を受けている昨今、行政による調査の重要性を日々実感している身としましては、国民・住民が統計等に親しむことがますます重要になっているのではないかと愚考しております。再利用性についてさらなるご配慮をいただければ、誠にありがたく存じます。

追記(2012年12月23日)

某県の年鑑PDFにつき、画像的PDFをテキスト抽出可能なファイルへ差し替えるよう直接お願いしてみた。速やかに差し替えて下さると返事を頂いた。
ところで、政府観光局が出す統計資料で、テキスト抽出を不許可にしているPDFがある(訪日外客数など)。これなど不許可にする意味が全く分からない。いらぬ面倒を増やして社会的コストを高めることは、ビジットジャパンキャンペーンとかで民間の取り組みを推進するという観点に真っ向から逆らうものだ。JNTOの姿勢には本末転倒ぶりが甚だしい。