ブックマークコメントを見てのメモ:「大型店とまちづくり」

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20090207/1233995960

大型SCはまちづくりにとって害であるというような話に対して、ブックマークでkuborie氏の曰く

地方, 経済, 都市計画 ジャスコ/イオン等大規模店舗は、田舎の絶望を少しは癒してくれる、正義の味方。と、九州出身は思うのさ。

と。
鹿児島に越してきてそれは実感する。皆イオンを待ち望んでた。(その割に客足はそれほど多くないみたいだけど。)
志布志の人が宮崎のイオンに遊びに行っていたとか、40キロくらい平気で遊びに出かける。マキオの社長も言っていたが、田舎の人にとってSCはレジャー施設と同等の意味を持っている。大型SCがあることが「街」である証であり、都会文化の仲間入りだというイメージがある。

大都会の人からすればそれこそ田舎者の証なのかもしれないけれど、しかし同じ心性はあると思う。昔なら百貨店、エレベータが付いたビル、エスカレーターのあるスーパー、みんなあこがれだったし、今でもデパートは一種のステータスシンボルを持っていると思う。大型店にはそういう魅力が確かにある。

まちづくり的立場から言えば、そういう心性こそ打破すべきものなのだけど、しかし「普通の人」と話をするとそういう考えは絶対に少数派だと思えるし、また感覚的感情的なものを折伏するのは相当大変だし、しかも何となく危ない感じがする(大衆の感情的判断を善導するみたいな)。

「やっぱりおらが街にもイオンの一つもあってほしーべさ」ていうのが軽佻浮薄な庶民感情に過ぎないとしたとして、さてさてそれが多数の消費者の声であったとすれば(仮説)、じゃあまちづくり屋としてはどうすればいいべさ?