七ツ島の一号用地

鹿児島にメガソーラー計画 京セラなど国内最大規模も視野

2012/04/10付 西日本新聞朝刊 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/296359

2012年4月10日 10:03 カテゴリー:経済 九州 > 鹿児島
 京セラ(京都市)などが鹿児島県内で大規模なメガソーラー(出力千キロワット以上の大規模太陽光発電所)の建設を計画していることが9日、分かった。建設場所は鹿児島市にIHI(東京)が所有する遊休地が有力。政府が7月に導入する再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の買電価格によっては、国内最大、世界有数規模の出力も視野に入れているという。近く正式発表する。

 関係者によると、京セラなどの数社が出資に合意し、京セラ製の太陽光パネルを使い、出力は数万−数十万キロワットを検討している。発電した電力は買い取り制度に基づき、九州電力に売電する計画とみられる。

 建設が有力なIHI所有地は鹿児島湾に面する132ヘクタールの埋め立て地。同社の鉄鋼加工工場が2002年に撤退後、大半が使われていない。

 太陽光パネルのシェア国内上位の京セラと、用地活用を進めたいIHIを県が仲介し、計画が具体化したという。京セラは創業者の稲盛和夫氏が鹿児島市出身。鹿児島県内に工場もあって県と縁が深く、伊藤祐一郎知事は昨年6月の記者会見で、京セラと組んでメガソーラー建設を推進する意向を示していた。

石播跡地メガソーラー計画 7月着工、京セラなど250億円投資

南日本新聞 (2012 04/10 23:01) http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39762 →魚拓

 鹿児島市の旧石川島播磨重工業(現IHI、東京)跡地の大規模太陽光発電所(メガソーラー)について京セラ(京都市)など3社は10日、建設を検討することで基本合意したと発表した。投資額は約250億円。7月着工予定で、稼働時期は未定。
 出力は7万キロワットで、同社が生産した太陽光パネル約29万枚を設置する。公表されている中では国内最大で、製造業者である京セラがメガソーラー事業に参入するのは初めて。
 設置場所は、用地の約132万平方メートルのうち、東京ドーム27個分にあたる127万平方メートルを占める。年間発電量は、一般家庭の約2万2000戸分に相当する約7900万キロワット時で、年間約2万5000トンの二酸化炭素の排出を削減する見通し。