出水ＮＥＣ工場 今月末で操業停止、派遣全員解雇へ : 鹿児島のニュース : 地域版 : 九州発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
出水市のＮＥＣ液晶テクノロジー鹿児島工場が１２月末で閉鎖される問題で、鹿児島労働局の緊急雇用対策本部は１９日、雇用対策会議を開き、同社が今月３０日で工場の操業を停止し、派遣社員１４０人全員を解雇する方針であることを明らかにした。正社員３６０人と派遣を含む従業員計約５００人の多くは、地元での再就職を希望しており、雇用対策が急務となっている。
出水公共職業安定所の西徳雄所長は〈１〉工場の業務は３０日までで、１２月は残務整理を行う▽派遣社員約１４０人を今月いっぱいで解雇する〈２〉正社員のうち３０人は同社秋田工場（秋田市）への配置転換を希望し、残る３３０人は早期退職を希望している――と現状を報告。また、工場と取引のある２３社には計１００人を超える従業員がいることも明らかにした。
西所長は「取引業者の社員が解雇されないよう願っている」と述べ、工場閉鎖による影響拡大を懸念。緊急雇用対策本部長の今野文平・鹿児島労働局長は「今後も国、県、市や関係機関が連携し、ＮＥＣ労働者の再就職支援に取り組む」と述べた。
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大量の退職者が出ることから、出水職安は１２月１５、１８日の２日間、同工場に隣接するパイオニア工場跡地で、早期退職者３３０人を対象にした雇用保険の受給説明会を開く。説明会には県と市の担当者も出席し、市税の減免や生活に関する相談窓口も開設する予定。
（2009年11月20日 読売新聞）
「工場と取引のある２３社には計１００人を超える従業員がいる」とのこと。1社平均4〜5人というところか。小零細企業と言っていいかもしれない。あるいは関連業務に携わる人だけを数えたのかもしれない。いずれにせよ、きわめて周辺的な仕事を外注していたと思われるし、金額的にもそれほど大きくないのではないか。
取引先の立地がどこかわからないが、話の流れからすると近隣なのかもしれない。
いずれにせよ、「関連企業」と言えるほどの大きな企業間関係を地元に作っていたということはなさそうな話に思われる。
