日本特殊陶業宮之城工場のリストラの報道リンク

日本特殊陶業工場の派遣全員打ち切り、さつま町に衝撃 : 地域版 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)魚拓

 派遣社員140人全員の打ち切りを決めたさつま町の日本特殊陶業鹿児島宮之城工場。18日、派遣社員たちは突然の通知に「ショックだ」と言葉を詰まらせた。

 町は仕事がなくなる派遣社員たちを臨時職員として採用するなど町内での雇用を検討し始めたが、景気が後退する中、受け入れ先の確保は困難を極めそうだ。

 同工場では18日、平常通り稼働。交代勤務で午後に出勤してきた同町在住の30歳代の女性派遣社員は「17日に雇用打ち切りを知った。これから仕事を探さなくてはいけない。残念です」とつぶやき、足早に工場に入った。

 町によると、17日に杉本誠工場長が町役場を訪れ、「来年1月から順次、雇用を打ち切る」と報告を受けたという。町は18日、井上章三町長や課長職員らが緊急の雇用対策会議を開き、派遣社員の町外流出による税収減や消費低迷を食い止めるため、今後、町内の全産業を対象に再雇用の可能性を調査することを確認した。雇い止めされた派遣社員を町臨時職員に受け入れ可能かどうかについても検討する。

 町の人口は約2万4500人。派遣社員を含む同工場従業員は約780人で町内在住者はうち約550人。協力会社は町内に4社あり、計約220人が勤務する。家族も含めると、工場に関係のある町民は1000人を超えるという。

 井上町長は「1974年の操業開始以来、人材を大切にしてくれていた企業なだけに大変な決断だったと思う。商工業や農業のほか、町臨時職員として受け入れが可能かどうか早急に検討したい」と話した。

(2008年12月19日 読売新聞)

鹿児島県の読売新聞の記者さんを一人知っているのだけれど、主に県北エリアでこまめな取材をしているようだ。今回もその人の記事なのかなあ。