自己PR作成教案のアイデアメモ

自己PR・自己分析作成手順

就活向け科目(キャリア関連科目)で行うことのアイデアメモ。

ポイント:
とにかく、講師が前で説明しても聞いている人はほとんどいない→説明より作業優先
・声は聞こえているが、傾聴していない。
・聞いてはいるが、理解していない。

1.長所短所・成功体験などを出来るだけたくさん書き出す。
2.付箋に書いてグループ分け、分類する
3.分類の中から長所をいくつか選び、具体的なエピソードを関連づける
4.模擬面接をして自己PRについて話す。
5.自己PRを作文する。
※4と5の順序は任意。


1.長所短所、成功失敗体験を書き出す。

自己分析作業

周囲が自分に抱く印象、人から自分が言われたこと
他己紹介・他人紹介ゲーム、印象交換ゲームを活用
田中久夫『教育研修ゲーム』36ページ〜

狙い:
興味を持ってもらう・楽しく活動する
他人から見た自分という視点で自分を見直すきっかけ

→気づきを感想として書いてもらう。返却して保存させる。

マインドマップ、思い出の表を利用

結構時間がかかりそう。数回かかるかも?

書いたものを回収。項目分類できるほどに出ているかを確認。

周囲が抱く印象については、
上記の研修ゲームをクラスで実施する
印象記入シートを数枚渡し、家族、友人、バイト先の知り合い、ゼミの先生などに書いてもらう宿題をさせる
などで集めさせてもいいかも。

長所の探し方を指導しつつ進めさせる方がいいかも。作業の前に先に説明しても聞いていないし、実際に作業させて「どうやればいいかわからない」「見つからない」というふうになってからの方がヒントになりやすいかも。

(参考)STEP6 自己PRが作れない人に | 日経キャリアカレッジ:仕事を知る - 就活に効く自己分析
http://college.nikkei.co.jp/career/selfanalysis/article.aspx?id=MMCCd6000025122009
●長所の見つけ方 大きなエピソードがなくてもいい
●長所は日常生活の中に隠れている
●短所を長所に変えよう
など。

2.項目の分類
STEP2 良さを分類してまとめる | 日経キャリアカレッジ:仕事を知る - 就活に効く自己分析
http://college.nikkei.co.jp/career/selfanalysis/article.aspx?id=MMCCd6000026082009


色の違う付箋を用意する。
自分で出した項目と他人の評価とを付箋に書き写していく。色を変えて、両者を区別できるようにする。
似たもの同士で分類し、それぞれのグループがどんな性格特性を表しているか、名前を付けさせる。大きめの紙に付箋を貼り分けていく。KJ法的に。
※名付けが難しい場合は、社会人基礎力やYESプログラムで出ている項目などを利用させてもいいかも。
※グルーピングに迷っている場合は、教員が手助けするか、周りの学生に助言してもらう。

グループ分けが出来たら、紙を壁や黒板に貼りだして、その前で皆に説明してもらう。
感想も述べてもらう。自分と他人の評価が一致したところ、ずれたところ、自分で意外に思ったところなど。
※人数が多い場合は、グループ分けして、グループ内での発表にしてもいいかも。

3.エピソードの関連づけ

紙を用意して、長所を示す分類名を書かせる。
それに関連しそうな体験を思い出させる。

※それまでの授業で作らせた資料を参照させる。
※資料を持ってきていない人には資料保存を注意喚起して、その場で思い出させる。
※早くできた人は、別の長所についてやらせたり、エピソードの数を増やさせる。
※作らせたメモを見ながら質問して、より詳細なメモを書かせてもいいかも。

4.模擬面接
グループ分けして交互に面接させる。
評価シートを書かせる?
田中『教育研修ゲーム』のB型コミュニケーションゲームのように、観察者に評定させてもいいかも。
※質問が出来ない学生がほとんどなので、質問例を先に配布してもいいかも。あるいは見本を見せる。
チェックシートを渡して、チェックの観点を示してもいいかも。
・長所をはじめに明確に述べているか、わかりやすいか
・エピソードを関連づけているか。
・エピソードが具体的でイメージしやすい話になっているか。
・「長所」とエピソードが結びついているか
・面接を受ける姿勢、目線、表情、態度、言葉遣い

5.作文
なるべく長く書かせる。

文章の構成をはじめに文例で示す。
悪い作例を渡し、グループ分けして添削させ、改善点を発表させる。
これらの発表に基づいて、「こうした点に注意しましょう」と意識を促す。
自分の長所の資料を出させ、作文させる。
提出させ、添削して返す。