兵庫県/聞き取り調査・現地調査
集落の聞き取り調査が結構細かく書いてあるのがよい。
ヒアリング対象は、NPO、企業、研究者、自治体等多岐にわたる。いずれも興味深い。
兵庫県がこうした地道な聞き取りを続け、報告書を一般公開していることに敬意を表したい。遠隔地にいる人間にとっても資料的に価値があるし、兵庫県の各所に注目したくなる。県外にも足を運んでいるあたりも視野が広いと思う。
調査研究の枠は次の通り。
21世紀兵庫長期ビジョン(http://web.pref.hyogo.jp/pref/cate3_615.html)
「21世紀初頭の兵庫県のめざすべき社会像とその実現方向を示す」もの。企画県民部政策室ビジョン課が担当。
この下に調査研究が組織されている。現在公表されているのは次の通り。(http://web.pref.hyogo.jp/ac06/ac06_000000016.html)
◆新しい時代潮流や人口・世帯等の推移に関する調査
◆県民意識に関する調査
◆その他の調査
このうち、特に興味深いのは「新しい時代潮流や人口・世帯等の推移に関する調査」で、以下のテーマで複数年度での調査をしている。
・時代潮流の調査研究(平成19〜21年度)
・成熟社会への地域づくり調査(平成17年度)
・人口減少社会の展望研究(平成15〜16年度)
・2030年に至る長期シミュレーション(平成11年度)
・ひょうご新時代フロンティア研究会群(平成9〜10年度)
このうち、「時代潮流の調査研究」(http://web.pref.hyogo.jp/ac06/ac06_000000954.html)では、
(1)持続可能な地域構造
(2)生活の豊かさ
(3)世界の中の兵庫
の三つをテーマにした聞き取りなどを行っている。(兵庫県/聞き取り調査・現地調査)
このうち、「(1)持続可能な地域構造」に関する報告が多数上がっている。
■多自然居住地域の課題群に関する調査(平成18〜21年度)
■都市地域の課題群に関する調査(平成19〜20年度)
■商店街に関する調査(平成21年度)
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※フィールドワークコミッション:「地域の課題とその課題解決に貢献できる外部の人材をマッチング」する事業も行っている。
鹿児島県にこういうセクションはないと思うなあ…。個別部門で対応している感じ。あればいいんだけど…。