中山間部の農業活性化施設、6割が利用計画届かず 検査院調べ

中山間部の農業活性化施設、6割が利用計画届かず 検査院調べ(日経ネット)

 農林水産省補助金を交付する中山間地域の整備事業で、特産物の開発講習や物品販売などをする188施設のうち、2005〜07年度の利用者数が計画を下回っている施設が127施設と全体の6割を超えることが20日会計検査院の調べで分かった。

 農水省中山間地域で農業の活性化などを図る「中山間地域総合整備事業」を実施。自治体が事業主体となり補助金を受け、特産物の開発や物品を販売する「活性化施設」を整備している。

 全国57自治体が1994〜04年度に整備した188施設の利用状況を検査院が調べたところ、67%の127施設(45自治体)の利用者数が05〜07年度の全年度で計画を下回っていた。127施設に総事業費約125億円、うち補助金約69億円が拠出されている。 (02:28)

先日訪れた集落で案内された活性化施設。きれいで新しく、案内役の方々は自慢されていたが、利用状況ははっきり分からなかった。むしろ、その近くに地区住民が自主的に作った直売所の方を、一見みすぼらしいけれども、自慢に思っている人たちの方が多いようだ。直売所の話はちょくちょく出るけれど、活性化施設については全然話題にもならなかったし。