原稿添削の効果

文章表現力の養成・強化ということで、毎回の講義で文章作成を課し、さらにその原稿を毎回添削して返却しているわけだが、この添削作業がものすごく時間と手間がかかる。それで、何回か繰り返しているうちに「この苦労は本当に役立っているのだろうか」という疑問が頭をもたげてきた(要するに止める理由がほしいわけだな)。

作文する力というのは、少なくとも初歩的な段階では、とにかく実作を繰り返すことでかなり付くと思うわけで、それでいいのなら、何もいちいち丁寧に添削してやる必要はなく、ただ作文課題を課せばよいということになる。もちろん添削することが手抜きの防止や励ましなどにつながるという効果はあるだろうが、それだけの効果で良いなら、相当手を抜いた添削でも事足りるような気がする。

何か、添削の努力と作文力養成効果との関係について調べた研究とかってないものだろうか。