Windows で急に動作が重くなった→HDDの不良セクタに処理が引っかかっていた

●症状:文字入力や画面表示などコンピュータの動作が、周期的に重くなったり元に戻ったりを繰り返すようになった。
・HDDのアクセスランプが点灯しっぱなしになったり消灯したりを繰り返して、アクセス中に処理が重くなるようだった。
Microsoft OneDrive が、特定のファイルを「ダウンロード中」のまま、長時間状態が変わらないままだった。
・そのファイルは既にこのコンピュータのHDD上にあるものだった。
 
●テストと原因の予想
・OneDriveが「ダウンロード中」としているファイルを開いてみた(ちなみにPDFファイル。)
・すると Acrobat がフリーズした。→ファイルを読めなくなっていると推測。
・このファイルの関与か調べるため、OneDrive を終了させた。→Windowsの処理のもたつきが解消した。
・何らかの問題で、このファイルへの読み書きが進まず、その応答の待機でWindowsの動作が遅くなっていると予想。
・HDDのアクセスランプの状況から、HDDの応答がないかHDDがデータ読み書きで失敗しているのではないかと予想。
 
●対応
・当該のHDDの「エラーチェック」で「ファイルシステムエラーの自動修復」と「不良セクタの回復」を実行した。
 
●結果:エラーチェックのログとWindowsの動作、OneDriveの動作から
・当該PDFファイルに関係するHDDの領域で不良セクタが発見され、修復された。
・当該ファイルはとりあえず Acrobat で開けエラー箇所はないが、画像など目視で気付きにくい部分なのかもしれない。
Windowsの動作のもたつきは解消した。
・OneDriveは正常に動作し、当該ファイルを「ダウンロード中」とする処理待ち状態も解消した。