ドコモ利用料金をdカードGOLDで支払うとポイントが「10%還元」されるというのは、ほぼ嘘に近い。

dポイントクラブご優待 | dカード https://dcard.docomo.ne.jp/st/dpoint_present/index.html

「■dカードGOLD(10%還元)の場合 10,000円(税抜)×12か月 1,000x12=12,000ポイント ⇒ 年間でたまるポイント 12,000ポイント/年」と記されている
dカードGOLDのポイント還元率が10%だと謳う図

上の図では、
「対象のドコモご利用料金(ドコモのケータイ・ドコモ光)が10,000円(税抜)の場合」
■dカードGOLD(10%還元)の場合
10,000円(税抜)×12か月 1,000x12=12,000ポイント
           ↓
年間でたまるポイント 12,000ポイント/年

とある。
ドコモショップでdカードGOLDを勧誘されたときは、
「10%が還元されるので、利用料金が月額1万円程度なら1年でポイントが1万2千ポイントになるので元が取れる」
と言われた。

だが、ここに罠がある。

上記のページには、小さなフォントで「1,000円(税抜)ごとに」と書かれた箇所が一つだけある。

「お支払い方法をdカードに設定すると対象のドコモ利用料金の1,000円(税抜)ごとに最大20%dポイントがたまる」とある。
「ごとに」が記された箇所。マークは筆者が追加。

つまり、「ご利用料金」が1900円の場合、付与されるポイントは190ポイントではなく100ポイントにしかならない。
実質的な還元率は、5%から10%の間であり、10%になることはほとんどない。

だいたい7%程度だろう。上の図は嘘ではないが、極めて誤認されやすい、言い換えれば誤解を誘導するような書き方になっている。


さらに、もう一つ、このページにはないが、別の注意点がある。
貯まったdポイントで「ドコモ利用料金」を支払うと損するということだ。

【dポイントクラブ】ドコモ料金への充当 - dポイントをつかう方法・つかえるサービス https://dpoint.docomo.ne.jp/use/payment/index.html

「1ポイントから1ポイント単位で、dポイント(期間・用途限定)もご利用いただけます。例えば、今月5,000P充当すると5,000P→5,000円。毎月自動でお支払いに充当する設定も可能です」や、さらに「料金充当特典」を付与するなどと説明されている。
「ドコモ料金への充当」の説明

これをすると、ポイント還元の対象金額が減ってしまう。たとえば、

回線の基本使用料や通話料・通信料などが3500円のとき、
これをそのままdカードGOLDで支払うと、
付与ポイント:300ポイント (還元率8.57%)

だが、2000円分をdポイントで支払うと、
付与ポイント:100ポイント (還元率2.86%)

この例だと、6%近く還元率がダウンする。

ほかの買い物のd払いは大体還元率1%なので、dポイントを使うことで犠牲にする獲得ポイントは1%に抑えられる。
だからdポイントはドコモ料金に使ってはならない。

図1には「ドコモご利用料金が10,000円の場合」とあるので、「利用料金」=回線使用料等と思ってしまう。ここに罠がある。
実際、私はそう思った(そして損した)し、ChatGPTに調べさせたら、太字で「ポイント充当は「支払い方法」であり、利用料金の金額自体を変更するものではない」と述べ、上記の例では300ポイント丸々が付与されると回答した。参照ページとしてdocomo.ne.jpを挙げていて、である。AIもだまされる程度には「紛らわしい」のである。

実質的には、dカードGOLDのドコモ利用料金還元率は10%を「大きく」下回る、と言ってよいだろう。
今の日本では長期金利の1%の変動は十分に「大きい」と言えるし、GDP成長率が2%から3%になったら今の日本では十分に景気改善と言えるから、宣伝文句の10%が実質的にはせいぜい7%ほどであり、「ポイントを充当」すればさらに大幅にダウンするというのは、十分に「大きい」話だとできるだろうから。