Word 検索と置換、メモ。

全角英数字を半角に変換する。
多数の先達が解説記事を上げているので屋上屋を架すが、メモ。

「検索する文字列」に“[0-9a-zA-Z]”を記入し、「ワイルドカードを使用する」にチェックを入れる。
「検索する場所」で、「メイン文書」を選択する→文書全体を検索し全角英数字が選択状態になる。
「ホーム」タブの「文字種の変換」ボタンで「半角」を選択。


ワイルドカード関係
全角数字検索文字列:[0-9]
全角英数字検索文字列:[0-9a-zA-Z]
0-9とa-z、A-Zの間にはスペースを入れずに続ける。スペースを入れるとスペース文字も検索してしまう。

日本語表示だと、バックスラッシュ(キーボード下段右端)と円記号(キーボード上段右端)とが両方とも円記号のように表示される。しかし入力上は区別されている。

この方法の応用で、パーレン parenthesis、丸カッコ、“(”と“)”の全角と半角を変換する。

半角の丸カッコを全角に一括変換する
文字列:[\(\)]
全角丸カッコの文字列は、“[()]”でよい。
ここで円記号で表示されている記号はバックスラッシュなので押すキーを間違えないように。

ワイルドカードを使わず、普通の「置換」で、半角の丸カッコを左側と右側一文字ずつ検索して「すべて置換」で全角の丸カッコに変換してもいい。

Gmail「下書き」に保存したメールはアーカイブしない方がいいと思う。

「下書き」に保存したメールを「アーカイブ」にすると、きれいには戻せない。
「下書き」に保存したメールは「アーカイブ」にしないこと。


「下書き」にあるメールは、そのままだと「受信トレイ」には表示されない。
(たぶん、「受信トレイ」="inbox"のラベルが付いてない?)

「下書き」にあるメールを「アーカイブ」にするとどうなるか。

アーカイブ」にする→非「アーカイブ」に戻したい。
→「受信トレイ」に送るしか方法がない→「受信トレイ」のラベルが付く
→「受信トレイ」のラベルを消す方法がない。
ということで、
「下書き」にあるメールを「アーカイブ」にすると、「受信トレイ」のラベルを付けないと非「アーカイブ」状態にできない。

**********

PCからだと、「下書き」="draft"のトレイ(フォルダ?)で表示できるが、そのメールを選択して右クリックしたときに出てくる「アーカイブ」のアイコンがグレーになって、「アーカイブ」されている表示になっている。
一度、「アーカイブ」のアイコンがグレーになると、それを再度クリックしても非「アーカイブ」状態に戻らない。
非「アーカイブ」状態にするには、「受信トレイ」に移動させると良いのだが、そうすると「受信トレイ」のラベルが付いてしまう。

**********

「下書き」だけをダウンロード・エクスポートしたいと思ったが、無理のようだ。
そもそも、他のラベル付きメールは添付ファイルとしてメール送信できるが、「下書き」にはその選択肢が出てこない。
別のラベルを付けてそのグループから添付ファイル処理を試みたが無理だった。

**********

ちなみにGoogle のデータエクスポートには、takeout.google.com というURLがあるらしい。

Wordのテキストボックスの文字間隔

Word2016。
「レイアウト」→「原稿用紙設定」で20×20のマス目付き原稿用紙を作る。
上の余白にテキストボックスで何か文字列を貼り付けようとする。すると、テキストボックスの中の文字間隔が広すぎて困る。

多分、原因は、「ページ設定」の一行の文字数。
ページ全体の書式と独立にテキストボックスの書式を変えたいのだが、どうやったらいいか分からない。この「原稿用紙」を設定するとページ設定がロックされて操作できない。

一応、解法。
「レイアウト」→「原稿用紙設定」の、「ヘッダーとフッター」で、ヘッダーかフッターをとりあえず作る。
→文字間隔が自然な感じに詰まったテキストボックスが作られる
→中の文字列を適当に修正する。(でも下線は引けない、というかなぜか表示されない。)
 ただ、この方法だと、各ページのヘッダーなどに同じ文字列が繰り返し出てくる。

1ページ目だけに文字列を表示させたい場合は、仕方ないのでテキストを画像化して貼り付けている。

ThinkPad X1 で内蔵マイクが機能しない(なぜか復活)→再故障

Windows10。
Windowsキー→設定→システム→サウンドの「入力」で、
「内蔵マイク(Conexant SmartAudio HD)」なのだが、内蔵マイクが音を拾わない。
だが、ヘッドフォンジャックにマイクを接続すると音を拾う。
だからドライバはとりあえず動作しているようだ。
バイスマネージャはマイクを認識している。

サウンドコントロールパネル→録音タブ→内蔵マイクをダブルリック→内蔵マイクのプロパティ
で、ジャック情報を見ると、
「トップ パネル デジタル ジャック」と「右パネル 3.5mm ジャック」の2つがある。
このうちの「トップ パネル デジタル ジャック」が反応していないか、ハード・ソフトのどちらか的に接続が切れている(右パネルジャックと入力切り替えができていない)ような印象。

トラブル事例をネット検索してみたが、合いそうな情報は見つからなかった。

後日談(2023年9月21日追記)

朝、スリープ状態から起こすとなぜか内蔵マイクが復活していた。

なぜ分かったかというと、PCがスリープ状態から復帰するや否や、いきなりハウリング音を出し始めたからである。
復活した理由は全然分からない。もしかしたら、Google MeetやZoomで音声入力デバイスを選択したりしていたことが関係しているかもしれない。

内蔵マイクのハウリングについて

内蔵マイクがハウリングを起こしているのは、
サウンドコントロールパネル→録音タブ→内蔵マイク→内蔵マイクのプロパティ
ここの、「このデバイスを聴く」のチェックを外すと解消された。

マイクの入力レベルについて

Windows10の設定のサウンド画面などからマイクのテストをしたり、内蔵マイクのプロパティ画面のレベルタブでレベルを調整してみたりした。打鍵などの雑音を結構拾っている。

入力レベルの調整時に表示される数値の意味がよく分からない。
マイクの音量調整には、少なくとも2つのコントローラがある。

1.Windows10の設定→サウンド→入力→デバイスのプロパティ
ここにある「ボリューム」
2.サウンドコントロールパネル→録音タブ→内蔵マイク→内蔵マイクのプロパティ
ここのレベルタブにある「マイク配列」と「マイクブースト」

1の「ボリューム」と2の「マイク配列」のレベルは同期している。

例えば、「マイク配列」で最大の100、「マイクブースト」を0db、「ボリューム」で最大の100とする。そして普通の声で話してみる。

  • 外部出力では、通常の音量レベルで、自然な音量で出力される。
  • サウンドコントロールパネルにあるレベルゲージは反応せず、
  • 「デバイスのプロパティ」→マイクのテストは「確認された最も高い値は1パーセントでした」と出る。

→このレベルゲージや「テスト」の値はあまり気にしなくていいかもしれない。

音声入力レベル調整には「マイク配列」(「ボリューム」)と「マイクブースト」とがあるが違いが分からない。検索したが良い解説は見つけられなかった。ただ、基本的には「マイク配列」でマイク入力の音量を調整し、その入力信号を加工して強調するのが「マイクブースト」ではなかろうか。

マイクの入力レベル、「ボリューム」(「マイク配列」)は自動的に調整される場合がある。制御するアプリケーションソフトがある(例えばGoogle Meet)。
これは多分、「内蔵マイクのプロパティ」の詳細タブ→「排他モード」で調整できる。

Google Meetでは、声の強さに反応してマイクのレベルを上げるようだ。逆に、強いハウリングが起きると下がる。
レベルを下げてハウリングが解消した後、今度は逆にボリュームが小さすぎてマイクからの声が聞こえにくくなることがあるかもしれない。これは、
強いハウリング→ボリュームを自動で強く絞る→マイクが音声を拾わなくなる→ボリュームの自動コントロールが反応せずボリュームレベルが回復しない
という形で起きるようだ。
この自動コントロールでは「マイクブースト」は調整されないようだ。
→「マイクブースト」を調整しておいて、ボリュームを調整させるのがいいかもしれない。
ただ、Google Meet終了後に、マイクのボリュームが放置されたままになってしまうかもしれない。

Androidアプリ ボイスレコーダー(録音機)EZ Mobileの録音データ保存先が分からない

当面の対処法 → 「エクスポート」でmp3を別フォルダに出す。
Androidバージョンは11。

アプリ情報:Google Playのページ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sevegame.voicerecorder

このアプリ(以下、EZ Mobileと呼ぶ。)には、録音データの保存先を見つける方法が用意されていない。
EZ Mobileのインストールフォルダも不明。録音データの保存先としてよく使われている本体内部ストレージにあるRecordingsフォルダにもない。
Google FilesやGhost Commander File Managerでアプリインストール先や録音データの保存先を探しても見つからない。録音データ名で検索してもヒットしない。

同様の疑問をYahoo!知恵袋で見つけた。
androidの録音アプリ「録音機」のファイル保存先について(2020/9/13 16:22)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14231544424
スマホをPCにつないで、ファイル名で検索しても見つかりません。」

対処法(解決法ではない)

アプリの「エクスポート」でmp3を別フォルダに出す。
※別フォルダは本体の内部ストレージの中しか選べない。
別フォルダにできたmp3ファイルにアクセスする。

この対処法については、「刹那無名」という名前で2020年12月11日に登録されたコメントから示唆を受けた。

以前は普通に使えていましたが、今は録音データが直接mp3等で保存されなくなり、mp3にするにはエクスポートという手間がかかるようになりました。またエクスポート前のデータも本体内に保存されるため、SDカードに移すにはエクスポートと移動の二度手間が必要な上、エクスポート前のデータも本体内に保存されているため、本体に2倍の空きが必要になるゴミソフトと化しました。まるでWindowsXPからMEに乗り換えてしまったような品質劣化です。もう二度と使うことは無いです。長い間、お世話になりました。

自分では、本体メモリ容量を圧迫したくないので、SDカードに移動させている。
方法は以下の通り。
1.本体のRecordingsフォルダ内に、EzMobileという名前でサブフォルダを作る
2.Recordings下のEzMobileにEzMobileの「エクスポート」にmp3ファイルを出す。
3.SDカードの(とりあえず)Musicの下にEzMobileという名前でサブフォルダを作る
4.SDカードのMusicの下のEzMobileに、本体に出したmp3ファイルを移動する。

フォルダ作成とファイル移動にはGoogle Filesを使った。
はっきり言って面倒くさいのは確か。ストレージ容量も無駄だし。

2023年7月に拾った大学ハラスメント事案の報道など

学生に何度パワハラを繰り返しても解雇されないのが大学教員という身分 2022-03-05
https://yuri-donovic.hatenablog.com/entry/2022/03/05/040926

1年半ほど前に上記の記事を書いた。神戸大学の事案だった。その同じ神戸大学の別の事案が報道されていた。

教員の懲戒処分について | 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University)
https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2023_07_14_02.html

2023年07月14日
神戸大学は、教員(男性、30歳台)に対し、女子学生へのセクシュアル・ハラスメントと認められる行為があったため、令和5年6月23日付けで、懲戒解雇処分を行いました。
※被害者への配慮が必要とされる事案であるため、詳細の公表は差し控えさせていただきます。

神戸大学の30代の男性教員がセクハラで懲戒解雇 女子学生にハラスメント行為 /兵庫(サンテレビ) - Yahoo!ニュース
7/14(金) 15:34配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9492d9813974a3f353eed6e5b87cd4bd830f10e
これによれば、
・女子学生が2022年5月、大学に教員のハラスメントを相談したことから発覚
神戸大学の教員がセクハラで懲戒解雇されるのは、近年、ないということ
という話。

以前書いた記事の教員は結構なハラスメントをしていたようだがそれでも停職1カ月で済ませた神戸大学で、なんと懲戒解雇。ということは、立件されたら重罪が明白なほどひどかったのだろうか。
被害者への配慮を理由に不公表としているが、認定事実と“量刑”判断基準は知りたいところ。裁判例が積み重なって「相場」が作られるように、各学校の処分も判例として共有できるといいのだが。
金融機関や信販業界が債務者情報を共有しているわけだし、学校も似たことは可能じゃなかろうか。

次は日本大学の公表事案

教職員に対する懲戒処分について(2023.7.13)
https://www.nihon-u.ac.jp/information/2023/07/13997/

本学は、令和5年7月7日付けで、以下のとおり懲戒処分を決定いたしました。
・不正に本学の金員を取得した本学職員1名の懲戒解雇、関連して職務上の義務違反があった本学職員1名の減給、本学職員1名のけん責
・学生に対する不適切な行為、物品の調達先に対する不誠実な行為及び本学諸規定に違背する行為等があった本学教員1名の懲戒解雇
・学生に対して、セクシュアル・ハラスメント行為があった本学教員1名の停職
・職員に対して、セクシュアル・ハラスメント行為があった本学教員1名の停職

こちらも状況は全然分からない。どれぐらいのことでどれぐらいの処分をしたのかが大事なんだけれど。

教員に対する措置 – 早稲田大学(Mon, 03 Jul 2023)
https://www.waseda.jp/top/news/91678

6月30日付で、理工学術院・情報生産システム研究科(北九州市所在)所属の男性教員1名(50歳代)を停職3ヵ月の懲戒処分といたしました。

1.理由

2021年3月から2022年7月までの期間に、複数の学生に対して、人格を否定するような発言や、停学になる現実的な可能性があるとの不安を不必要に与える言動をする、といった、教育上不適切な言動により精神的苦痛を与え、研究意欲および研究環境を著しく阻害する結果となるアカデミック・ハラスメント行為を行っていたこと。

2.根拠規定

教員の表彰および懲戒に関する規程 第5条第1項第6号

早稲田の理工学術院・情報生産システム研究科は北九州にあるのね。
・1年半(たぶん、本当はもっと長いだろう)
・複数の学生を対象(申し立てなかった学生はいるだろう)
で、停職3ヶ月。

停職中は無給ではあるが、大学教員にはサバティカルのようなもの。
研究室に配属される学生もいなくなるから、復帰後も研究に専念できる。
アカハラで処分されると、むしろ仕事をしやすくなる。
で、業績を上げて他大学に移りやすくなる。他大学は大迷惑、また新たな犠牲者が。

まあハラスメント認定は、ときに冤罪のようなものもあり得るので「加害者」認定された人の権利保護も考えるべきではあるけれど、やっぱり実名公表した方がいいような気がするなあ……。
いずれにせよ、ハラスメントの認定と処分の過程が闇の中、大抵は学校内の素人さんが業務の合間に「調査」して、弁護士さんなどがいればちょっと助言をもらって箔を付けてという感じ、各学校の経験は共有も蓄積もされず……。

昔の任侠の世界なら破門されたら組から回状が回ったというけれど、大学教員だとコネと噂に頼るしかないから、開拓時代のアメリカのお尋ね者みたいに、知らない街まで逃げるという手があるんだよね。どこかでやらかしても、それなりの業績と模擬授業の腕があれば、うっかり拾ってくれる学校があったりするし、学会も大小たくさんあるからね。

アカハラ処分教員が学会役員に 「ありえない」の声、学会どうする?:朝日新聞デジタル
2023年6月24日 9時30分
https://digital.asahi.com/articles/ASR6R7527R5JUTIL01V.html
2023年
3月 都内の所属大学でアカハラ認定(院生3人に)→停職2ヶ月
4月 文学系学会の東京支部支部長に再任
   同月末、大学が匿名で処分を公表。
   学会員から問題視する声。学会にハラスメント対応規程なく対応模索中。
   当人は現在「一身上の都合」として支部長の仕事を自粛中

ハラスメント問題に詳しい広島大ハラスメント相談室の北仲千里准教授によると、会員から相談があれば、学会で同じ分科会にならないようにするなど、配慮するケースはある。また、学会内に相談窓口をつくったり、調査ができる委員を置いたりして、学会の活動で起きたハラスメントについて対応している学会もある。
 しかし、所属大学での処分については、発表がなければ、処分の有無を学会が把握すること自体が難しい。また、発表されても、匿名であることが多い。実名で公表されていない処分を理由に、総会のような議事録に残る場で、理事会など学会の運営側から、公式に活動辞退を要請することは、「個人情報保護の観点から難しい」と北仲准教授は言う。

ここでも、学校が詳細を明らかにしないことが問題をややこしくしている。

こうした中、日本社会学会、日本社会教育学会、日本保健医療社会学会では、ハラスメント関連処分を受けた会員は活動を自粛するよう求める規程があるとのこと。

北仲准教授は「強制力はなくても、『活動辞退を要請する』などと明文化することで、会員が安心して活動できる面はある。何かあった時に、会員がおかしいと声をあげられる環境作りにもつながる」と話す。

とのこと。
磯野真穂氏のコメントにある

加害者がすでに作り上げた人脈がセーフティネットとなり、他大学でしれっと教授に復帰する。「最近の若者は怒られなれていない」といった理由で加害者がむしろ擁護され、被害者がさらに窮地に追い込まれる

という話。特に「最近の若者は怒られなれていない」という愚痴は日常的に聞くなあ……。反面、その手の教員の側も困惑しているようなところはあるんだよね。自分自身、締め付けて脅す以外の指導を受けてきてない人もいるしね……。

大学教員のハラスメント 公表基準など初の実態調査 文科省 | NHK | セクハラ問題
2023年6月2日 14時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230602/k10014086871000.html

セクハラなどで懲戒処分を受ける大学教員などが後を絶たない中、文部科学省は国立大学を対象に、ハラスメントを行った教員への処分のルールや公表基準などについて初めての実態調査に乗り出しました。

とのこと。
6月1日、全国の国立大学を対象とのこと。
中等教育までは下記の取り組みが進んでいるので、範囲を広げる流れだろうか。

児童生徒等に対し性暴力等を行った教員への厳正な対応について:文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/mext_00001.html

こんなのもあった。
「令和元年度文部科学省委託調査
大学におけるハラスメント対応の現状と課題に関する調査研究
~大学におけるハラスメント対応の現状と課題に関する調査研究~
調査報告書」
令和2年3月 株式会社 リベルタス・コンサルティング
https://www.mext.go.jp/content/20200915-mxt_gaigakuc3-000009913_1.pdf
web archive: https://web.archive.org/web/20230410050057/https://www.mext.go.jp/content/20200915-mxt_gaigakuc3-000009913_1.pdf

このPDFにリンクを持つ元ページをたどれない。ただ、
文科省の、「トップ > 教育 > 大学・大学院、専門教育 > 大学における教育内容・方法の改善等について」の下にある、
Q5 日本の大学では、教育内容・方法等の改善がどれくらい進んでいるのでしょうか。:文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/005.htm
こちらの「大学における教育内容等の改革状況について」の各年度リンクを見ると、
令和2年度にのみ、ハラスメント関係の調査結果が現れている。
この分野、基本的には教学マネジメント、質保証関係の話なのだが、令和2年度にハラスメント問題を取り上げた経緯は、

令和2年度には、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律及び関係省令等の施行により、事業主が講ずべき職場のハラスメント対策に関する義務が強化されていることも踏まえ、

という事情があったからのようだ。上記リベルタス・コンサルティングのPDFはこれと関係する調査かもしれない。

さて、それから数年後、2023年の令和5年度に戻る。

NHK記事の続き。

調査では「教員が学生に性暴力等を行うことは断じて許されないことであり、懲戒解雇も含めた厳正な対処を行うことが必要」として、学内の規則で性暴力について厳正に対処する方針や具体的な内容、基準などを明記しているかどうかや、性暴力等を行った教員の懲戒処分を公表することを定めているかどうか、聞いています。

また「過去に解雇処分などを受けた者がその事実を秘匿して再び教員として採用され、新たな被害を生むことがないよう、教員採用時に十分に確認することも重要だ」としていて、採用する時に履歴書で性暴力などの処分歴や具体的な事由の申告を求めているかどうかについても調査しています。

文部科学省は、実態調査の結果を公表することにしていて、大学の教員が学生に対するセクハラで処分されるケースが相次ぐなか、調査結果を踏まえ、対策を検討する方針です。

とのこと。なお、文科省サイトではこの調査依頼本文は見つけられなかった。

これに関連して、文科相が記者会見で発言している。

永岡桂子文部科学大臣記者会見録(令和5年6月6日):文部科学省
https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00381.html

記者
 先日、文部科学省が国公立大を対象に教員の性暴力やセクハラの処分基準に関する実態調査に踏み出されたということですが、大臣としては大学の教員による性暴力やセクハラに対してどのような現状認識を持たれているかということと、今後、大学ではセクハラや性暴力防止のためにどのような取組が必要かということを教えていただけますでしょうか。

大臣)
教育機関でございます大学におきまして、学生に対する性暴力等が生じることはあってはなりません。文部科学省では、昨年11月に全ての大学に対しまして、大学等の構成員は学生に対して性暴力等を行ってはならないことや、その防止のために各大学で取り組むべき事項について、通知をしております。各大学において、性暴力等の防止に向けた体制整備が確実に行われることが重要でありまして、本通知で新たにですね、示した取組の実施状況を速やかに把握するため、まず国立大学を対象にいたしまして、性暴力等の行為者への厳正な対処であるとか、教員採用段階におけます懲戒処分歴等の確認などについて、6月1日に調査を開始したところでございます。今後ですね、公立、そして私立大学に対しましても同様の調査を行うこととしておりまして、これらの調査の結果を踏まえまして、各大学におけます適切な対応をしっかりと促してまいりたい、そう考えております。それからあとは対応策ということでございますが、やはり大学におけますセクシャルハラスメント等につきましては、成績の評価や、また単位認定など教員の優越的な地位ですとか立場というものが背景として生じることが特徴の一つとして考えられております。教育者としてですね、学生を指導する立場にある教員が性暴力等を行うことは、本当に許されないことでございまして、11月に全大学に対して通知を発出したということでございます。やはり文部科学省の姿勢、全大学に対して通知を発出したという基本姿勢をですね、明確に発信したわけでございますので、性暴力等を行いました大学等の教職員に対する、懲戒解雇も含めた懲戒処分等の厳正な措置ですとか、被害を受けた学生に対する、指導教員の変更等の教育研究上の配慮などについて具体的に示させていただいております。

今回の調査(要するに文科省お得意の、責任を回避した事実上の指導)では、性暴力に重点を置いているように読める。

セクハラとパワハラアカハラは合併していることが多いので、「性暴力」に力点を置くのはいただけないと思う。「性暴力」の意味を狭く取って逃げることもできそうだし。
しかし、とりあえず、
・懲戒解雇も含めた厳正な対処
・“性暴力についての”対処方針・内容・基準の規則明記
・教員の懲戒処分を公表
・採用時に履歴書で性暴力などの処分歴や具体的な事由の申告を求めること
について具体的に言及したのは、まあ前進と言っていいのではとも思う。

これをパワハラにも拡張する必要があると思う。
それと、せっかく文科省が動くのなら、事案経験の共有の旗振りを考えてほしいのだが。研究不正は公表したりしているわけだし。
ホント、現場は困ってるんですよ毎回……。

PDFで文字列を抽出すると、似ているが異なる文字が現れる問題

PDFの表などをAdobe Acrobat Proの「書式設定を維持してコピー」でコピーし、これをExcelやメモ帳、秀丸などに貼り付ける。
ExcelやWordでは表示上、違いが分からないが、テキストエディタ(メモ帳や秀丸)に貼り付けると、例えば「自己」という文字がちょっと形がつぶれたフォントで表示されることがある。たとえば、「自己」は「⾃⼰」となっている。
全ての漢字でこれが生じるわけではない。下記はそういう現象が起きている文字の例。
⾃ 自
⼰ 己
⼤ 大
⽣ 生
⽅ 方
⽂ 文
⼒ 力
⾝ 身
左側がつぶれた表示がされる文字、右側が正しい(自分が意図した)文字。

秀丸での表示例

この、つぶれた側をExcelのセルにコピーして、code関数でcodeを見てみる。Windowsなのでcode関数は「ANSI文字セット」でのコード番号を返すはず。
すると、上の「⾃、⼰、⼤、⽣、⽅、⽂、⼒、⾝」の全てで、同じコード番号、63を返してくる。63は「?」のはずだが。
ちなみに右側「自、己、大、生、方、文、力、身」では、「15403、14410、16999、16440、19069、19000、20047、16200」を返す。
そもそも、つぶれた表記の文字が何なのか分からないのだが、
?どうして、code(⾃) も code(⼰) も同じ63という値を返すのだろう?
?コード番号が63("?"の番号)と同じ解釈がされるのに、Excelはどうして両者を異なる表示にできているのだろう?
全然分からない。

ところで、Acrobat Proで「書式設定を維持してコピー」を使わないで単に文字列をコピーすると、このつぶれたフォントで表示される文字にはならない。正しい文字としてコピーされる。
この「書式設定を維持してコピー」を利用して、例えばExcelに貼り付けてファイルを作ると、そのファイルには“変なコード番号の文字”が混ざってしまうことになる。ソフトウェア側で受け止めてくれてユーザには違いを見せないようにしてくれているのだが、ちょっと気持ち悪い。

文字コード表 | UIC」 https://uic.jp/charset/ を利用して、WindowsExcelの code関数が返す文字コード番号が何の文字コード表に基づいているのかを見てみると、「日本語 (JIS 1 バイト カタカナ可)」の「CP50221」か「ISO-2022-JP」だろうと分かる(私はWindows10がプリインストールされたままの設定で使っていてOfficeの設定もいじっていない)。
残念ながら文字コードの知識が全然ないのでここから先が分からない。

とりあえず、つぶれて表示される文字を「正しい」文字に置換するマクロを秀丸で作って処理しようと思う。ただ、秀丸でこの「つぶれて表示される文字」を残したマクロファイルを作るには、ファイル保存の「エンコードの種類」で「Unicode(UTF-8)」、「BOMを付ける」をチェックしておく必要がある。
つぶれて表示される文字の見つけ方だが、PDFからコピーしたテキストを、秀丸なら「エンコードの種類」を「Shift-JIS」で、メモ帳なら「文字コード」を「ANSI」でファイル保存させてみる。つぶれて表示される文字が含まれていればエラーメッセージが表示される。秀丸ならファイル保存をキャンセルすると、そのエラー原因の文字にカーソルが飛ぶので便利。メモ帳なら保存を強制続行するとエラー原因の文字が「?」に変換されるので「?」を検索して元の文字を探せばよい。

サンプル

//PDFからテキストコピーしたときにつぶれたフォントで表示される文字を修正する秀丸マクロ
//PDFコピーでつぶれて表示される文字と変換する文字のリスト
$wrong[0] = "⾃"; $correct[0] = "自";
$wrong[1] = "⼰"; $correct[1] = "己";
$wrong[2] = "⼤"; $correct[2] = "大";
$wrong[3] = "⽣"; $correct[3] = "生";
$wrong[4] = "⽅"; $correct[4] = "方";
$wrong[5] = "⽂"; $correct[5] = "文";
$wrong[6] = "⼒"; $correct[6] = "力";
$wrong[7] = "⾝"; $correct[7] = "身";

//本処理
#i = 0;
$str = "";

while( #i <= 7 ) {
	#j = 0;
	replaceall $wrong[#i], $correct[#i];
	if( result ) $str = $str + ", " + $wrong[#i];
	#i = #i + 1;
}

if( $str == "") $str = "ありませんでした。";
message "変換した文字:" + $str;
endmacro;